会社の形を変える経営手法の一つで、いろいろな事業を行なっている会社が事業の内容によって別々の会社に分けることです。会社分割の方法は、新しい会社を作って社員や機械・設備などを一緒に移す方法と、すでにある会社にそれらを移す方法の2種類があります。例えば、一つの会社の中に自動車の事業と食品の事業があると何の会社かイメージがはっきりしなくなります。また、事業の内容によって働き方やお給料が違うので1つのルールでまとめるのが難しくなります。そこで、自動車会社と食品会社に分けてスッキリさせるのが会社分割です。
株式譲渡
会社を売るときの手法の一つで、株主が持っている株式を買いたい相手に直接売ることです。買い手にとっては自分以外に株主がいると思うように会社を動かせないので、株式譲渡を行う時には全部の株式を買ってしまうのが原則です。株式譲渡は、会社の持ち主が変わるだけなので、会社の財産や働いている人などは何も変わりません。買うための手続きは、株式の代金を売り手に支払うことと、株主名簿に書かれている株主を買い手に書き換えるだけで完了します。そのため、株主が少ない会社には良いのですが、株主がたくさんいる会社には向いていません。