日本独特の文化や考え方に根ざした
Ｍ＆Ａの方法を確立し、
日本のＭ＆Ａのスタンダードを築いていきたい

経済環境や企業規模を問わずＭ＆Ａ戦略は、長期的に経営を安定的に維持し、成長させていくための根幹となるプロセスとなりつつあります。Ｍ＆Ａ戦略を重要視する企業では、Ｍ＆ＡアドバイザーやＭ＆Ａコンサルタントはキーパーソンとなるため、Ｍ＆Ａのプロフェッショナル育成は急務であると考えられます。
しかしながら「Ｍ＆Ａとは何か？」 という定義すら定まらないのが日本の現状であります。Ｍ＆Ａとはコーポレートファイナンス、つまり「会社」と「お金」であり、経営者や経営幹部だけでなく、ビジネスに携わる方の全てにとって、また、学生でも、主婦であろうとも少なくとも基本的な理解は不可欠であると考えております。
そこで、これらの課題を解決するために、現場で使用できるＭ＆Ａ戦略の標準化作業を行ない、Ｍ＆Ａのプロフェッショナルを養成する機関として、一般社団法人格を取得し、日本Ｍ＆Ａ検定協会を設立いたしました。Ｍ＆Ａ戦略の標準化作業にあたっては、正しい知識を深め、高い実践力を養うため、Ｍ＆Ａに携わる学者、専門家、そして実務家の協力を得て、協会発足前より独自のカリキュラムを構築してまいりました。すでに、このカリキュラムは、Ｍ＆Ａの１つの「型」として、実践で活用されており、一定の実績を有しております。
これは、協会で提供する「型」が、単なる机上の道具ではなく、現場で使える道具であり、再現性のある「型」であることが実証されている証ではないかと実感しており、関係各位のみなさまのご尽力やご支援があってのことと、改めて感謝申し上げます。
今後とも、多くの識者や実務家の協力を得て活動を行っていくとともに、日本独特の文化や考え方に根ざしたＭ＆Ａの方法を確立し、日本のＭ＆Ａのスタンダードを築いていく所存ですので、末永くお引き立てを賜りますよう、お願いいたします。

一般社団法人日本Ｍ＆Ａ検定協会代表理事蒲 鉄雄