会社はそのまま残して特定の事業(商売)だけを選んで売ることです。事業にはお金をもうけるために必要な技術・特許・ブランド名・機械などさまざまなものが含まれています。買い手はその中から欲しいものだけを選んで買うことができます。会社は事業を売ったお金で別の事業を強くしたり新しい事業を始めたりすることができます。ただし、事業は売ることができてもそれまで働いていた社員や取引先などは売ることができませんから、事業を買った会社が改めて話し合わなければなりません。また、事業を売った会社は法律で勝手に同じ事業を始めてはいけない事になっています。
シナジー効果
例えば、農家とコンピューターの会社、自動車メーカーと携帯電話の会社のように、違う種類の会社が連携する事によって生まれる良い結果のことです。シナジー効果には、今までに無なかった商品・サービスが開発できたり、お互いの建物を利用し合う事で費用が減らせたりと、いろいろなものがあります。例えば、銀行のATMと全国にたくさんお店を持つコンビニエンスストアが連携した「コンビニATM」は、銀行にとっては支店を作る経費が無くなり、コンビニエンスストアにとってはお客様がさらに増えたので、どちらにも良い結果となりました。