経営革新等支援機関
(認定支援機関)とは
経営革新等支援機関(認定支援機関)は、中小企業・小規模事業者が安心して経営相談などを受けられるために、専門知識や、実務経験が一定レベル以上の者に対し、国が認定する公的な支援機関です。
中小企業・小規模事業者が安心して経営相談等を受けるために、専門知識や実務経験が一定レベル以上の個人や団体に対し国が認定する制度です。2021年3月現在、4万以上の機関が認定されています。
具体的には、商工会や商工会議所など中小企業支援者のほか、金融機関、税理士、公認会計士、弁護士等が主な認定支援機関として認定。この認定支援機関からの指導を受けなければ利用することできない公的施策があります。代表的な公的制度としては、日本政策金融公庫の「中小企業経営力強化資金」や経済産業省/中小企業庁が実施している「ものづくり補助金」、「事業承継補助金」などです。
- 認定基準
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- 税務、金融および財務に関する専門的な知識を有していること。
- 法定業務(経営革新等支援業務)に係る1年以上の実務経験を含む3年以上の実務経験を有していること。
- 業務を継続的に実施するために必要な組織体制及び事業基盤を有していること。
認定支援機関の活用方法
認定支援機関を活用する方法としては、
大きく分けて5つがあります。
- 1.
財務状況、財務内容、
経営状況に関する調査・分析 - 2.
事業計画づくり
- 3.
認定支援機関のネットワークを活用した新規取引先の開拓や販路拡大
- 4.
海外展開や知的財産の管理など
専門的な相談 - 5.
計算書類の信頼性を向上による
金融機関との良好な関係づくり
以下の補助事業を受けるときには、
認定支援機関の関与が必要になります。
ぜひ、JMIAにご相談ください。
- 一次支援金
- 新型コロナ対策資本性劣後ローン
- 中小企業経営強化税制
- 中小企業経営強化税制 個人事業者の遺留分に関する民法特例
- 事業承継・集約・活性化支援資金融資事業
- 個人版事業承継税制
- 法人版事業承継税制
- 先端設備等導入計画
- 事業承継補助金
- 企業再建資金
- 中小企業経営力強化資金融資事業
- 経営改善計画策定支援事業
- 経営力強化保証制度
認定支援機関のご利用方法
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認定支援機関への相談
- 業績アップを図りたい
- 財務内容や経営状況の分析を行いたい
- 経営の向上を図りたい など
認定支援機関では、以下のような相談を受けることができます。
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経営状況の把握
(経営状況の分析・経営課題の抽出)長短借入金の影響分
人口データからの売上推計 など
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事業計画の策定
(計画策定に向けた支援・助言)強みを生かした戦略立案支援
財務の安定化に係るアドバイス など
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事業計画の実行
(事業の実施に必要な支援・助言)月次決算書等の作成指導
計算書類等の作成指導
金融機関への経営状況の説明補助 など
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事業計画の実現
認定支援機関を活用し、事業計画を策定することで、経営の改善につながります。
- 経営状況と目標が明確になった
- 新たな顧客や販路が開拓できた
- 新商品の開発や新サービスの提供が実現した
- 補助金活用による設備投資で生産性が向上した
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モニタリング
経営革新等支援を実施した案件について、事業計画が順調に進んでいるか、継続的なモニタリングを行います。
- 巡回監査の実施
- 計画の進捗状況のチェック
- 改善策の提案 など
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